よしもとよしとも 「青い車」

 

「それでも生きてくキミたちに。20世紀最後の青春漫画だ」
                       by 江口寿史
よしもとよしともを知っている人は少ないだろうけど「青い車」を知っている人は結構いるんではないでしょうか。ちょっと前に映画にもなったし。(映画は×××だったけど)。彼の作品の特徴は、なんでもない日常をなんでもなく淡々と描いていることにあります。それなのになぜかかっこよくて、切ない。
人間ってほんとバカでマヌケでエロくて悲しくて切ない。でも生きるってことは結局そんなもんでそれが実はかっこよかったりするんだな。なあんて思わせてくれます。
よしもと氏が寡作の漫画家であることは結構有名ですが、それにしても書かなすぎです。何年か前に「魔法の国のルル」という作品の前編をコミック・キューかなんかで書いたのを最後にさっぱりとみなくなってしまったのです。この「魔法の国のルル」、なかなかおもしろい作品でめちゃめちゃ楽しみにしてるんですけども。。
とにかくこの「青い車」、特に中高生や二十代前半の若者に読んで頂きたい!